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虹の州、ハワイの雨の降り方


 ハワイを一言で表現するとどんな言葉が思いつくでしょうか?


南国、楽園、リラックス、リゾート地、海が綺麗、アロハ、年中温暖、フラダンス、ハワイアン音楽、ブルーハワイ、ロコモコ、一等賞の景品、結婚式場、曙やKonishikiの出身地、アメリカ50番目の州、マリンスポーツ、サーフィン、火山島、ワイキキ、ホノルル、ダイアモンド・ヘッド、オアフ島、マウイ島、ホノルルマラソン、、等でしょうか。

 人によりハワイはいろいろな表現で表わされることができますが、ここでは、虹とハワイについて少し書いてみます。


 ハワイは虹の州と呼ぶこともできます。それくらい、虹が到る所に頻繁に現れるんですね。1週間程度のハワイ旅行ですと、1度2度はどこかで見ることができると思います。ちなみにハワイの運転免許証にも虹が印刷されていて綺麗ですし、ザ・バスというオアフ島内を走るバスの車体にも虹がデザインされています。ちょっと微笑ましい虹のデザインを、虹の州で時々目にすることがあります。

 先日ハワイでだだっ広いハイウェイを車で走っていますと、前方に大きな虹がかかっていました。「このまま走るとその虹のつけ根を通るなぁ」という状況で、500メートルほど前方に虹と道路が触れているのを見ることができました。7色の虹の中を通り抜ける感覚は不思議なものでした。


 虹がよく出るということは、雨が降りやすいことを意味しています。雨が降った後、晴れ渡った空に巨大な虹が現れるからです。そういいますとハワイは雨ばかりかと思いがちですが、決してそうではありません。降り方が違います。サッと降ってサッと止むのがハワイの雨の降り方です。


 以前アメリカ本土からの旅行者が、「ハワイは雨が降らない」と言っておられましたが、それは誤りで、「にわか雨」が時々降ります。ハワイのにわか雨はとても潔いといいましょうか、大抵すぐ止みます。部屋で仕事をしていまして、「サーッ」と雨が降り出したな、と思い、その後トイレから戻ると止んでいました。ハワイにも雨期(一般に10月~3月)がありますが、何日も止まず降り続くようなことはそうそうありません。それはまるで、日本庭園によくある、竹筒がシーソーのごとく一定量溜まった水を勢いよく放出し、元の位置にまた戻るようです。止むとさっきまでの空模様はどこへやら、すぐいつもの晴れ渡る空が戻ります。空気をすぐリフレッシュさせ、綺麗な虹をプレゼントしてくれます(時には写真のような虹を2つ同時に見ることもできます)。気持ちの良い雨の降り方ですね。


 ですからワイキキ・ビーチ等で日光浴をしているとたまに雨が降りますが、その雨は通常にわか雨でして、すぐ止みます。それを知らない多くの観光客の方は一目散にホテルに帰られますが、私たちにとっては浜辺のいい場所を取るいいタイミングでもあるんですね。ちょっと姑息な手段かもしれませんが、すぐ止んだ「にわか雨」の後、絶好の場所を陣取り、そして目前に巨大な虹を見ることができます。


 次にハワイ旅行をお考えの方は、上記を実践なさるのもいいかと思います。雨が降ってきたら、海に入り(海のほうが断然温かいこともしばしばです)止むのを待つか、タオル等で一時しのぎをして待つ、帰った海水浴客のよりよい場所へすぐ移動する、または貴重品以外を浜辺において近くの軒下で止むのを待つ、等もよりよい滞在には使える手段かもしれませんね。

 とはいえ、たまに長く降る場合もありえます。その場合は様子を見て、風邪をひかれる前に安全に戻られる決断も必要ですね。