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日本にいながら英語を「話せる」ようになる3つの方法。~その2~


 前回の続き。日本にいながら英語を読み書きだけでなく「話せる」ようになる3つの方法の3つ目です。
それは、日本で外人の恋人を見つけること、です。これはもちろん人の好みや状況により、「恋人は日本人がいい」、「すでに日本人と結婚している」などがありますが、もし恋人や配偶者が英語を第一言語として話す人であればいやでも話せるようになるものです。または日本にある海外と取引する貿易会社や英会話学校等に勤務する等も有効です。とはいえ、仕事上他人から英語を学ぶのと、恋人から英語を学ぶのとではその理解力に差があります。

 私は日本で一時期貿易会社に勤めていましたが、その理由はその会社の成長性や仕事内容はもとより、英語を話せる環境に身を置くことができる(いやでも英語力を鍛えられる)ということも大きかった気がします。しかしやはり仕事ですから、海外の取引先は私のそんな事情など知る由もありません。早口で聞き取りにくい英語で、様々な無理難題を言ってくるのが常でした。ですから、「それはどういう意味ですか?」とか「意味がわかりません」など相手に言うのは取引以前の話で、問題外な訳です。ペラペラでもない私の英語力には交渉力・表現力をつける前に聞き取れる、そしてもっと話せる段階の時間が要るなと感じたものです。

 そういう意味では、恋人が英語を話せる人であれば、非常に効率がいいです。もちろん先に互いに思いあうことが先ですが、相手の言う英語がわからなければ遠慮なくその場で聞けますし、恋人ですから丁寧に教えてくれます。それが互いの理解をより深めるためには必要ですから、恋人が最高の英語教師と言えるかもしれません。

 前回、<日本にいながら英語を「話せる」ようになる3つの方法。~その1~>の中で2つ目として、インターネットで世界中の友人とおしゃべりすることが効果的だった、と述べましたが、そこで実は私の妻、シャノンと出会いました。ほとんどの外国人が外国在住でしたが、シャノンは大阪に英語教師として来日していました。インターネットでしばらくおしゃべりし、お互い家が近いし一度会いましょうか、ということで進展し、結婚したのでした。出会いのきっかけは何となく不純な感じがするかもしれませんが、よくある知人の紹介やお見合いなどと同じく、要は単なる1つのきっかけであることは同じで、どれだけお互いが理解し必要な存在と思えるかが重要なことは今も昔も変わらないわけです。

 私の両親はもう70代後半という高齢なこともあるのか、そんな出会いなどでいい人が見つかるわけがないと、当初はかなり反対したものです。少しずつ時間をかけ、どれだけ互いが愛し合っているかを理解できたとき、両親はシャノンのことを愛娘のように可愛がり始めました。両親には感謝しています。

 話を戻しまして、恋人ないし配偶者が英語を話す人であれば、何でも気軽に聞けます。自分の知りたい英語表現や、今相手の言った分からない言葉、そして相手の国の価値観・考え方・文化や習慣、それら「全て」を24時間理解しあえることができます。

 ここまで述べてきました、英語を「話せる」ようになる3つの方法に共通することとして言えることは、「恥ずかしさ」を捨てることです。まるで幼児が何でも親に聞き続けるように、何でも好奇心を持って聞くことが「話せる」英語、つまり英語をマスターしていく必要条件かと思います。そしてつくづく思ったことですが、高校や大学で習う難しい英語はほとんど使う意味がありません。いい恰好して難しい言葉や表現を使っても、相手に通じなかったり、「そんな言葉知らないわ。誰も使わないし。」と言われるほどです。高校や大学で使った難しい語彙の教科書や単語帳の内容など、一部英語の難しい小説やインテリの人が好む程度で、相手と普通に意思疎通する場合には不要、ということを実感したものです。中学英語で全く十分です。

 そして会話のキャッチボールをし続けることも重要でしょうか。聞かれたらすぐ答えるようにすること。そのためには、頭の中で毎度毎度日本語でまず文を考え、それを英訳して、英語で言う作業をできる限りやめるよう心がけることです。とはいえ最初からそれをやるのは難しい場合が多いですが、英語の語順や時制等の文法等きちんと正しく言わねば!とかしこまって考える必要は必ずしもなく、もしコーヒーがほしいのであればI want coffee.と言おうが、Coffee, I want.でもCoffee please,全く分らなければ日本語で「コーヒーほしい」と言ってもいいわけです。できるだけ早く言うことを心がけていれば、それだけ英語に対しての頭の回転も速くなり、相手の英語をより多く聞けることにもつながります。しばらく続ければ「痛っ!」というところを「ouch!」と自然と英語を先に口に出した自分に驚くようになります。

 つまるところ何でも慣れと言いましょうか、やることに少しでも楽しさを感じれるようになれば、誰でも上達は驚くほど速いものです。好奇心を持って何でも聞き、会話のキャッチボールをしながら英語を話せば、バイリンガルになる日はかなり近いと思います。

多くの方にご参考にしていただければ幸いです。