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ハワイ総旅行客のうち日本人客の割合は?


 ハワイには毎年相当数の観光客が訪れます。特に私が住んでいますワイキキ(ホノルル市)は、ハワイの代名詞というくらい、世界中の多くの観光客で賑わう世界的な都市です。そこで皆さんに質問ですが、ハワイに訪れる日本人観光客の割合は、世界全体の観光客から見てどれくらいだと思いますか?下記の選択肢から一番近いものはどれだと思いますか?

 ヒントは、・楽園ハワイといえアメリカの州の1つである。・英語とハワイ語がハワイの公用語である。・陸の孤島であり、人口の多いアジア、アメリカ本土、ヨーロッパ等からやや遠い。・ワイキキはほぼ日本語が通じる、世界でもまれな都市である。ヒントどころか余計に混乱するかもしれませんが、下記のうち日本人観光客はハワイ全体の一体どれくらいでしょうか?


1.約20%

2.約30%

3.約40%

4.50%以上


 海外旅行される日本人にとっては、最近韓国やタイ、シンガポールやベトナムなど、比較的近距離の海外旅行をされる方も増えているようですが、やはり日本人にとって海外旅行といえばハワイ!と思われる方もたくさんおられます。「ハワイ・マジック」と私は自分で言葉を作っていますが、一度ハワイに来られた方のほとんどが感じられるように、ハワイの持つ優しい不思議なマジック(魅力)が、心も体も癒され、また来たい!または私のようにハワイに永住しまうような魅力をハワイは持っています。きっとハワイはいつまでも世界中の人々を魅了する楽園でいるでしょうね。


 さて前述の答えですが、答えは1番の約20%です。「ハワイに訪れる日本人観光客はハワイ州、そしてアメリカにとって非常に重要なお客様である」、とアメリカ政府も言っていますが、全体で見れば2割程度と言われています(2007年度現在)。では大半はどこの観光客かといいますと、やはりアメリカ本土からのお客です。アメリカ人にとってハワイは、日本で言う沖縄のような位置づけでありまして、たとえ着くまで飛行機で数時間乗っても、記念日や結婚式などはもちろん、豊かな美しい自然に囲まれてのんびりしたいと思うアメリカ人には根強い人気があります。


 日本人の割合はもっとあるような気がしないでもありませんが、日本人の傾向としまして、日本人観光客のほぼ全員、約99%もの人がワイキキ周辺に滞在すると言われています。つまり、ワイキキエリアだけを見ればほぼ間違いなく日本人客の割合は20%よりもさらに高まります。ですからワイキキエリア近辺で滞在される方にとっては、日本人をよく見かけるな、と思われたとしても、いったんワイキキを出れば、日本人観光客に出会う確率は格段に下がります。


 ワイキキを歩いていますと、あるトロリーバス(窓がないオープンカーのバス)では全員日本人の貸し切り状態の場合もあります。また場合によりワイキキのコンビニでは客の全員が日本人という時もあります。しかし一歩ワイキキを出れば日本人に出会う機会は劇的に減り、オアフ島の北東部や、カウアイ島西部、ラナイ島、マウイ島東部等に行けばほぼ出会いません。ハワイのあるべき姿を存分に楽しむことができます。


 皆様の旅の目的に応じて、ハワイでの滞在場所を選ばれるのも効果的かもしれません。ハワイ旅行が初めての方はワイキキ周辺を中心に、またハワイ・マジックにかかられた方等はそれらハワイの原風景を楽しめる場所を訪れるなど、いろいろな滞在法が可能なのも魅力と言えますね。ハワイに住んでいる者として、ぜひハワイの限りない魅力を味わって頂きたいと思います。

ハワイの人々がよく利用するスーパーとは?


 皆さんは普段食料を購入する場所を特定していますか?近くのスーパーマーケットやデパートの地下、生協等の配達など考えられますね。今回はハワイで住む日本人の私が、ハワイでどんな食事を、どこで購入しているか、書いてみようと思います。

 私が住んでいますワイキキは、世界有数の観光都市という性格からか、そのほとんどが観光客のため大きな食料品店はあまりありません。家から歩いてすぐのところに、フードパントリーというスーパーマーケットがありますが、やや高いのでよほど急にあるものが必要になったとき以外は利用しません。私達がよく利用するのは、主に3店あります。

 1つ目は、サムズ・クラブ(Sam's Club)という大型スーパーマーケットです。日本ではコストスやカルフールといった大型スーパーがありますが、それらとやや似ていまして、サムズクラブはまず会員制であること、そして1つ1つの商品が巨大であることが特徴です。会員制ですので、初めて買い物をするには$40の会員入会料を払わなければなりません。会社法人として登録する場合は$35で済みます。買い物もしていないのにお金を払わねばいけない、というのは多少抵抗はありましたが、いったん買い物をすれば非常にその良さが分かってきます。

 大量に仕入れ大量に売るのは多くのスーパーでも行いますが、サムズクラブが行うのは、さらに1商品当たりの量も大量に売ります。ですから、写真のようにコーヒー用の砂糖も、日本でしたらせいぜい100パック入り程度のところ、ここでは2000パック入っていたりします。初めてこの店を利用したときはその1個当たりの販売量の大きさにびっくりしました。他にたとえば、トイレットペーパー72ロールで1商品、1斗缶に入った醤油や、36本入りのコーラなど、その規模はとても巨大です。ですから、大量に買う代わりに、1本当たりの単価が非常に安く買えます。ペットボトルで言えば、500ミリリットル1本の単価は18セント程度だったり、350ミリのジュースですと25セント程度になります。

 1個当たりの単価を限りなく安く買えるというメリットはありますが、デメリットもあります。お分かりのように、1商品を買うだけで非常にかさばるため、冷蔵庫や家に置くスペースがすぐいっぱいになってしまいかねない点、また、大量に買うため同じ物、たとえば同じ味のコーラなどを飲み続けなければならない難点もあります。大家族の家庭や、大好きな商品を買うとき、巨大な冷蔵冷凍庫がある家庭などに向いていますね。

 また私達がよく利用するハワイのスーパーは、ドンキホーテです。日本でもかなりの人が利用するようですね。食料品以外にも、服や電化製品等、何でも置いてあります。しかも日本系列店というだけあって、日本食の品揃えはおそらくハワイ一かもしれません。普段日本で食べる食料のほとんどすべてがここドンキホーテで購入できます。会員もありません。ハワイ在住の日本人をここでよく見かけることができます。やはり日本人として日本の味に慣れ親しんだ者にとって、美味しいものはやはり日本食になってしまいます。

 例えばここでは、すし太郎や、青じそドレッシング、から揚げ、のりたま、ゴールデンカレー、おーいお茶、一番搾り、コロッケ、などなど、日本でよく目にする日本食がここで手軽に購入できます。ですから私にとってハワイのドンキホーテは日本食を買う店という位置づけです。やはり日本からの輸入ですから、やや割高ですが日本食を安く手軽に大量に購入するには、ドンキホーテが今のところ最適です。また観光客にも便利なお土産が豊富にあり、ユニークなハワイのお土産を求めている方にも向いていると思います。

 最後は、ウォルマートです。ウォルマートはKマートやターゲットのように、アメリカのスーパーマーケット業界では最大手の1つでして、店内に入りますとその店の広さにびっくりしてしまいます。いつも人がたくさん訪れており、衣食住何でもここでそろう巨大スーパーです。ですが食料品エリアは概して小さく、店内の1~2割程度。日本食もありますが、品数はドンキホーテよりは豊富ではないと思います。しかし日用品の品数の多さや、その品質は高く、我が家でもいくつかの日用品はウォルマートで購入したものです。会員制でなく、またハワイで定番のお土産であるマカダミアナッツなどを中心に、観光客用のお土産も大変豊富かつ安く購入でき、多くのお土産を安く買いたい方などには最適かもしれません。

 ワイキキエリアから少し離れますが、上記3店はすべてあの有名なアラモアナ・ショッピングセンターのすぐ裏手、山側に位置していますから、ハワイ滞在をやや長めにお考えの方や、安く豊富なハワイのお土産を買いたい方などには訪れる価値は十分にあると思います。より充実したハワイ滞在ができるといいですね。

ハワイの平和の象徴


 平和の象徴と言われる鳩。今日は日本のとは少し違うハワイの「鳩」について書いてみます。


 通常鳩の色は紺色と灰色の混ざった、暗めの色の鳩をイメージしますが、こちらハワイでは、白色の鳩をたくさん見ることができます。日本では、なかなか白い鳩を見ることはありませんでしたので、ハワイでこうも簡単に見ることができると、何となく平和の象徴に囲まれているような気になるときがあります。ハワイでは、海岸沿いや木々など、いたるところで白いハトを見つけることができます。

 しかし外人にしてみると、ハトに対する考え方はやや違っておりまして、ハトを毛嫌いする人がかなりいます。邪魔者扱いしている人を多く見受けられます。いったん何かやると、何羽も瞬時に寄って来るのをよく知っているのか、私が白い鳩は珍しいと、何か食べ物をやろうとすると、「やめて!いっぱい寄って来るから」、と止められたことがありました。

 また、アメリカ人の妻も鳩が大嫌いです。公園でのんびりしている時など、鳩が一羽でも近づいてきたなら「シッシッ!!」と払います。

 鳩は平和の象徴ではないのか?と私が聞くと、鳩は鳩でも2種類いるようで、写真のような鳩(dove)は平和の象徴だが、普通の鳩 (pigeon)はただの鳥だ、と言います。私には違いがよく分からずにいますが、どうやら白は白でも純白の白色で、やや小さめの鳩がdoveで平和の象徴とされる鳥で、白色の鳩でもそうでないもの、また、白以外は普通の鳩と考えられているようです。

 次ハワイに来られた時、おそらく鳩はたくさん見かけられるでしょうが、doveのほうの鳩を見つけたら、本物だ、と思って下さい。

ジョギングする人がやたら多い?ハワイ


 ハワイのワイキキに住んでいますと、多くのジョギングする人を目にします。ハワイと言えばワイキキというくらい、日本人のみならず世界中から5億、6億ともいわれる観光客が毎年ここワイキキを訪れます。


 ですから今までにハワイにご旅行された方も、もしかしたらジョギングする人を多く見かけたかもしれませんね。その温暖な気候により、確かに運動するには快適です。しかも外国人はジョギングが大好きです。早朝、夕方には、海岸沿い等に簡単に彼らを見かけることができます。


 気づいたのですが、彼らの多くはハワイ在住の方ではないようです。彼らの多くは、ホテルやコンドミニアムから出てきます。つまり旅行客なんですね。


 しかもハワイに訪れる約70~80%はアメリカ本土の観光客と言われますので、ワイキキでジョギングする人の多くは現地人でなくアメリカ本土からの観光客のようです。ちなみに観光客ではないのですが、妻シャノンもアメリカ人らしく、ジョギングが大好きです。大阪に住んでいた時もよく淀川沿いを走っていました。ハワイでも彼女はジョギングの服に着替え、i podと時計を持って夕方には走りに出かけます。私は仕事が忙しいから等言い訳して付き合いませんが。


 しかし街を歩いていますと、やはり私も何か運動せねばいけないな」と、いう気になってきます。というのは、通りを歩く男性の多くは白人や黒人の背の高い、筋肉むきむきのがっしりした体格の人が多く、しかもハワイですから彼らの多くは水着のみの上半身裸で(また時に裸足で)、闊歩しています。私も決して運動不足というほどではありませんが、水着で浜辺等に出かけますと、私の体に何か物足りなさを感じます。同じように、ハワイで見かけるアジア人の人々はやはり背が小さく、何となくヒョロっとして見えてしまいます。そこで「背はもう伸びないだろうが、筋肉くらいはさらにつけてもいいか」と、必要に駆られたわけではないのですが、私も運動を始めることにしました。


 P90Xという、自宅で出来るエクササイズDVDを購入しました。ハワイの良い環境の中と言え、どうもただ走るだけというのは私に合わず、TVを見ながら、1日1時間程度、TVの中の彼らがやることを真似していろいろやってみることにしました。妻は喜んで参加します。


 そうすると、自分でも明らかに分かるほど体格が変わってきました。特にお腹にぱっくりと大きな筋肉の線が見え、より逆三角形の体格になってきました。これには本当にびっくりしています。


 なにかハワイに関する話から遠ざかって行ってしまっていますが、そのDVDのいいところは、全身の様々な筋肉を刺激する適度なエクササイズをしているのが有効かもしれません。毎回ヒーヒー言ってやっていますが、30秒程度の短い様々な運動を何十もやる(やらされる)のは効果的のようです。走るだけですとどうしても同じ筋肉ばかりを動かしてしまうため、シェイプアップにはあまり有効ではないかもしれません。出来ればP90Xの全ての運動を覚え、人の少ない早朝に浜辺でやってみたいものです。今日でP90Xというエクササイズを始めて30日程度ですが、終了の90日後にはどうなっているか、今から楽しみです。

日本人の私がハワイ移住を決めた理由



 もし可能なら、あなたはハワイに住んでみたいですか?



おそらく、世界の他の都市よりは、出来ることならハワイに住みたいと思われる方は多いかもしれませんね。では1つ突っ込んで、ハワイに住みたい方は、なぜそう思われるのでしょう?美しい自然がある、年中温暖だから、ストレスなくのんびり過ごしたい、など一般的に考えられますが、どうでしょうか?



 私がハワイに移住を決めた理由は、少し違いました。



大阪に住んでいました頃、妻であるアメリカ人のシャノンと結婚をしました。彼女は大阪にあります英語の幼保園で教師をしていたんですね。そして日本で結婚をした後、よくよく考えました。「将来生まれるであろう子供にとって、最適な場所はどこだろうか?」と。



 最初は私一人でよく考えたものでした。子供に、アメリカ人とのハーフということで差別されてほしくないとか、日本とアメリカの文化、習慣、言語等の両方を理解できる人間に育ってほしい、人種の違う私達夫婦(子供含め)両方にとって最適な環境で暮らしたい、などなど。そうすると、日本で暮らすより世界の他の都市に移住するほうが私達にとっては良いのではないかと思い始めました。日本は島国文化だからでしょうか、未だに英語を話せる環境があるとはとてもいえず、またアメリカ文化・習慣・価値観等を難なく享受できるとも思えませんでした。



 すると必然的に、私達にとって住むべき場所が絞られてきました。つまり英語が公用語である都市、かつ日本人が比較的多い場所です。



それは、アメリカのカルフォルニア、ニューヨーク、オレゴン、シアトル、カナダのバンクーバー、オタワ、オーストラリアのシドニー、ニュージーランドのオークランド、イギリスのロンドン、グアム等、そしてハワイ。すぐにハワイに住もうというわけではありませんで、それら候補の中から、さらに次の点に焦点を当てて絞り込みました。



 ・人種差別のより緩やかな都市


 ・医療水準の高い都市


 ・日本からもアメリカからもより近い都市


 ・日本語がより通じやすい都市


 ・日本の文化・習慣が古くから根づいている都市


 ・日本より物価の安い都市


 ・犯罪率のより低い都市


 ・快適な気候の都市、など。


 こうした候補の中で一番合致したのがハワイのオアフ島でした。最初はこれらを私一人で考え、結婚したての妻にはまだ何も話していませんで、ある時決意したように「実はこうこういう訳でハワイに移住したいのだけど」と言いますと、妻はあっさり「OK」の一言。どうやら将来について同じような考えを彼女も抱いていたようで、あんなに一人でまず考えることもなかったな、というくらいの拍子ぬけするような承諾でした。



 ちなみにハワイの物価は東京並みか、それ以上でして、物価の高さは否めませんが、その他の条件はほぼ合致していました。ハワイに関する本やウェブサイトを読みあさり、ハワイ旅行経験者に話をお聞きし、2人でハワイを訪れ、入念に下見しました。総合的・将来的に判断し、妻もハワイが私達にとってベストだろうということで、移住を決意したのでした。



 人により、いつか住んでみたい都市というのはいくつかあるかもしれません。私達がハワイを選んだのは、「多くの人が住んでみたいと思うから私達も!」というわけではありませんでした。同じように、多くの人がOOに住んでみたいとか人気があるからと、不用意に自分も住んでみたい、と思い描くのは少々危険です。

 つまり、他人の考えよりもまずどれだけ自分、家族に合うか、考えてみるほうがいいかと思います。外国に住みたいと思われる方は、それだけで様々な困難が直面するものです。言葉、習慣、価値観、医療、食事、犯罪率、宗教、法律の違いなど、楽しいことよりむしろ乗り越えねばならぬことのほうが多い場合もあります。定年退職されたご夫婦の方々により言えると思いますが、長年貯めた大金を用いて単なる憧れだけで移住し、それら上記の問題に疲れ果てて帰国、ということでは目も当てられません。十分すぎる準備と下調べの後、まぁなんとかそれなりに新生活を始められる、という風に考えるほうがいいかもしれません。私のように日本離れされる日本人の方が年々増えておりますが、一人でもよりよい生活を新天地で迎えられることを願ってやみません。

「郷に入りても郷に従えない」とき


 一般にハワイの人々は、その穏やかな気候のためか、のんびりとした気質があるように言われます。実際ハワイに住んでいる私にとっても、それはよく感じられるもので、多くのハワイの人々が気さくで、ぎすぎすせず開放的な方々が多いように思われます。

 とはいえ、時にはそれが不快に思える場合もあります。題名にあるように、今回はハワイに住む者として感じる、より生活に密着した話になるかと思います。もちろんいつものブログようにハワイにこれから来られる方にも、参考になる点もあるかと思います。

 以前、家の中で妻シャノンがコードか何かにつまづき右手首を床に強く打ってしまったことがありました。全体重を不意に右手首にかかったものですから、彼女は大きな声で泣き叫び、右手をかばうようにしてうづくまっています。すぐさま私は氷を濡らしたタオルで包みあてがいますが、彼女は涙をぽろぽろ落としながら泣き続けます。今まで見たこともないような泣き方で、これは骨折か脱臼したかも知れぬと思い、「病院に行こう!」を言いますが「NO!」の一点張り。これくらいは大丈夫と頭では認識していても痛みは尋常ではないらしく、言葉とは裏腹に本当に痛がっています。業を煮やした私は、それではとコンビニへ。その時シップや包帯等がありませんで、近くのコンビニでそれらを売っているのを思い出し、「すぐ戻るから待っててくれな!」と全速力で向かいました。

 間もなくコンビニに着きますと、シップ等が置いてありましたので、必要と思われるものを全て抱えレジへ。しかしここで問題がありました。レジ前には5,6人の人が並んでいました。こちらは妻の痛みを少しでも和らげてやりたい思いで一杯で、釣りなどいらぬから、金を置き今すぐにでも家に舞い戻りたいのですが、そうもいきません。いらいらしながら並ぶことにしました。

 すると数人先の客が、レジの店員と何やら楽しげに会話をしています。その客はすでに買い物を済ませ、袋を持ちながらもレジの店員と楽しげに会話をしています。普段ならばハワイでよくある風景として、むしろ微笑ましいくらいですが、その時は特別です。痛みに苦しむ妻が家で私の帰りを待っていると思うと、彼らの世間話は私にとって無駄以外の何物でもありません。少し前で待つ日本人の客は舌打ちをしています。私は一刻を争うような状況です。普段余程の事では怒らない私でも、堪忍袋の緒が切れた私は、英語でこう一喝しました。

 「いい加減にしろお前ら!妻が怪我して帰りを待ってるんだ!チンタラするな!」
と大声で言いますと、客はすごすごと去り、店員は半ばびっくりしたかのように「すみません」、と仕事に戻りました。そしてさっさと会計を済まし、家に走って戻り妻に処置をしたものでした。

 のんびりとマイぺースなハワイ人らしい性格は通常気分がいいものですが、場合によりそうとは限らない時もあります。また一部ですが、日本人は何も言わない、意思表示をしないので楽、いいカモだと考える人も世界にはいるようです。ですから、決してそうではないのだと私のように「かまし」を入れる場合も時には必要かもしれません。通常考えて明らかにおかしい場合はこちらから意志表示する事も必要ですね。それは英語でなくとも日本語でも構わず、とにかくおかしいと思えば言うことも必要ですね。

 日本のコンビニでは、混んでいたら「お待ちのお客様こちらへどうぞ」と促されるものですが、レジが1つでのんびり気質のハワイの場合、どんな場合でもとにかく待つのが常識の嫌いがあります。
レストランでも同じです。他の客と話し続けて注文も水も持ってこない店員も時にはいます。それはハワイに限らずどの外国でも当てはまるかもしれません。それらを「郷に入りては郷に従え」と取るか「怠惰」と取るか、その人次第でしょうが、日本生まれ日本育ち、しかも時は金なりのような仕事を長年し続けた私にとっては、郷に従えない状況にもなります。

 ある程度は我慢したとしても、おかしいと思えばどんどん意志表示することも必要ですね。もしこれからハワイや外国に旅行される方は、とりあえず「郷に入り」て、おかしいと思えば意志表示をされてもいいかと思います。よりよいご旅行をされるためにも、100%受身になる必要はないと思います。これらを踏まえて、皆さんがより楽しいハワイ旅行を満喫していただければ、と思います。

虹の州、ハワイの雨の降り方


 ハワイを一言で表現するとどんな言葉が思いつくでしょうか?


南国、楽園、リラックス、リゾート地、海が綺麗、アロハ、年中温暖、フラダンス、ハワイアン音楽、ブルーハワイ、ロコモコ、一等賞の景品、結婚式場、曙やKonishikiの出身地、アメリカ50番目の州、マリンスポーツ、サーフィン、火山島、ワイキキ、ホノルル、ダイアモンド・ヘッド、オアフ島、マウイ島、ホノルルマラソン、、等でしょうか。

 人によりハワイはいろいろな表現で表わされることができますが、ここでは、虹とハワイについて少し書いてみます。


 ハワイは虹の州と呼ぶこともできます。それくらい、虹が到る所に頻繁に現れるんですね。1週間程度のハワイ旅行ですと、1度2度はどこかで見ることができると思います。ちなみにハワイの運転免許証にも虹が印刷されていて綺麗ですし、ザ・バスというオアフ島内を走るバスの車体にも虹がデザインされています。ちょっと微笑ましい虹のデザインを、虹の州で時々目にすることがあります。

 先日ハワイでだだっ広いハイウェイを車で走っていますと、前方に大きな虹がかかっていました。「このまま走るとその虹のつけ根を通るなぁ」という状況で、500メートルほど前方に虹と道路が触れているのを見ることができました。7色の虹の中を通り抜ける感覚は不思議なものでした。


 虹がよく出るということは、雨が降りやすいことを意味しています。雨が降った後、晴れ渡った空に巨大な虹が現れるからです。そういいますとハワイは雨ばかりかと思いがちですが、決してそうではありません。降り方が違います。サッと降ってサッと止むのがハワイの雨の降り方です。


 以前アメリカ本土からの旅行者が、「ハワイは雨が降らない」と言っておられましたが、それは誤りで、「にわか雨」が時々降ります。ハワイのにわか雨はとても潔いといいましょうか、大抵すぐ止みます。部屋で仕事をしていまして、「サーッ」と雨が降り出したな、と思い、その後トイレから戻ると止んでいました。ハワイにも雨期(一般に10月~3月)がありますが、何日も止まず降り続くようなことはそうそうありません。それはまるで、日本庭園によくある、竹筒がシーソーのごとく一定量溜まった水を勢いよく放出し、元の位置にまた戻るようです。止むとさっきまでの空模様はどこへやら、すぐいつもの晴れ渡る空が戻ります。空気をすぐリフレッシュさせ、綺麗な虹をプレゼントしてくれます(時には写真のような虹を2つ同時に見ることもできます)。気持ちの良い雨の降り方ですね。


 ですからワイキキ・ビーチ等で日光浴をしているとたまに雨が降りますが、その雨は通常にわか雨でして、すぐ止みます。それを知らない多くの観光客の方は一目散にホテルに帰られますが、私たちにとっては浜辺のいい場所を取るいいタイミングでもあるんですね。ちょっと姑息な手段かもしれませんが、すぐ止んだ「にわか雨」の後、絶好の場所を陣取り、そして目前に巨大な虹を見ることができます。


 次にハワイ旅行をお考えの方は、上記を実践なさるのもいいかと思います。雨が降ってきたら、海に入り(海のほうが断然温かいこともしばしばです)止むのを待つか、タオル等で一時しのぎをして待つ、帰った海水浴客のよりよい場所へすぐ移動する、または貴重品以外を浜辺において近くの軒下で止むのを待つ、等もよりよい滞在には使える手段かもしれませんね。

 とはいえ、たまに長く降る場合もありえます。その場合は様子を見て、風邪をひかれる前に安全に戻られる決断も必要ですね。

蚊のいないハワイの生活?


 

 ハワイに今までご旅行された方で、ハワイ滞在中蚊に刺された経験がある方はおられるでしょうか?


 ハイキングや山登りをされた方にはその経験がおありかもしれませんが、通常大多数の旅行客が滞在するワイキキエリアに関して言えば、蚊はほとんどいません。おそらく蚊はいることはいるでしょうが、私がワイキキに住み始めてから、蚊に刺されたことがないのです。もちろん夏場を通してもです。


 個人的にはこの蚊のいない生活は、非常に重宝しています。思えば日本にいたときは、電気を消してさあ寝ようと、うとうとし始めたら耳元を蚊が「ウゥ~ン」と飛び、暑く不快な夜を日々過ごしたものです。疲れて寝ているのに、仕事で起こされるのではなく、蚊ごときに貴重な睡眠時間を奪われるのは本当に大変でした。消した電気を再度つけ、見つけるまで探すと決めた夜は、次の日は前日の疲れを背負ったまま仕事をせねばならないものでした。


 海岸沿いであることや湿度が低いこと等が蚊に刺されない理由かもしれません。とはいえ、ワイキキ以外の海岸沿い地区に住んでいた時は、蚊に刺されたものです。理由はともかく、ベープリキッド等何も置かず、窓もドアも全開にしてもワイキキでは蚊に刺されたことはありません。これはハワイに旅行に来られる方にとってささやかながらも大きなメリットかもしれませんね。


 もちろんいつかはその日が来るでしょうが、ひそかに蚊に刺されない連続記録を日々更新し続けていることに少し楽しみを持って過ごしている私でした。

全米ベスト・ビーチ


 「全米ベストビーチ」なるものをご存知でしょうか。毎年6月頃になると、フロリダ国際大学教授の「ドクター・ビーチ」と言われるステファン・P・リーサーマン博士(環境科学・特に海岸地域を専門)による全米ベストビーチトップ10が発表されます。


 彼によると、毎年全米の浜辺を実際に巡り歩き、独自の算定基準、水質、砂の質、衛生面、保安状況等数十もの項目を調査。そして毎年、最も優れたアメリカの浜辺が発表されます。そこで選ばれた過去のナンバーワンのビーチを下記にまとめておきました。見ると興味深いものがあります。


1991年度:カパルア・ベイ(ハワイ・マウイ島)

1992年度:バヒア・ホンダSRA(フロリダ州)

1993年度:ハプナ・ビーチ州立公園(ハワイ・ハワイ島)

1994年度:グレイトン・ビーチSRA(フロリダ州)

1995年度:セント・アンドリューズSRA(フロリダ州)

1996年度:ラニカイ・ビーチ(ハワイ・オアフ島)

1997年度:フロポエ・ベイ(ハワイ・ラナイ島)

1998年度:カイルア・ビーチパーク(ハワイ・オアフ島)

1999年度:ワイレア・ビーチ(ハワイ・マウイ島)

2000年度:マウナ・ケア・ビーチ(ハワイ・ハワイ島)

2001年度:ポイプ・ビーチ・パーク(ハワイ・カウアイ島)

2002年度:セント・ジョセフ半島州立公園(フロリダ州)

2003年度:カアナパリ・ビーチ(ハワイ・マウイ島)

2004年度:ハナウマ湾(ハワイ・オアフ島)

2005年度:フォート・デソロ・パーク・ノース・ビーチ(フロリダ州)

2006年度:フレミング・ビーチ・パーク(ハワイ・マウイ島)

2007年度:オクラコーク・ライフガード・ビーチ(ノース・カロライナ州)

 1991年度からナンバーワンのビーチを見てみますと、17年間のうちなんと11年、11回はハワイのビーチが一番になっています。またその評価基準として、一度ナンバーワンになりますと以降対象外になるため、同じビーチが何度も一位になることはありません。それでもハワイの海が毎年上位を占めている結果には驚かされる反面、ある程度予想はできます。


 上記の中で特に私が好きなビーチは、オアフ島にあるカイルア・ビーチ、ラニカイ・ビーチ、そしてマウイ島にあるカアナパリ・ビーチでしょうか。天国の海の言う意味のラニカイビーチは、絵に描いた様な、その名の通り天国にいるかのようなビーチ。自然が作り出した最高傑作のような、素晴らしい海が広がります。遠浅で、深くても約2メートル程度の海がずっと続くため、海中は色とりどりの熱帯魚やサンゴが広がります。普段浜辺では寝ない私ですが、のんびりして背中が真っ赤になるまでぼーっとしてしまったことがあります。


 マウイ島のカアナパリは、人気のラハイナのすぐ隣のエリアにあり、その透明度は今まで見た中で一番のような気がします。水族館の大きな水槽の中を泳いでいるような、熱帯魚やサンゴ達が一際綺麗に見えました。冬になると浜辺からクジラが見えるとよく言われますので、機会があればぜひ冬にも行ってみたいものです。


 ハワイに旅行に来られた方は、まずその美しい海に感動された方も多いかと思います。東京や大阪等の海を見慣れた方にとって、これが同じ海か?とためらうほど、ハワイの透明度の良い、澄んだ海に驚かれる方も多いです。初めてハワイに旅行したとき、飛行機から見えたハワイの海にわくわくしたのを思い出します。ベストビーチ・ツアーなど計画されるとユニークで楽しいでしょうね。