陽気と言いますか、それとも政府が意図的に行っているのか、ともかくハワイにはお祭りやイベントがとても多いのが特徴です。ホノルルマラソンを始め、グレート・アロハ・ラン、アロハ・フェスティバルやハワイ国際映画祭、ウクレレ・フェスティバル、キング・カメハメハ・フローラル・パレード、キング・カメハメハ・フラ・コンペティション、サーフィン世界大会などなど、大小様々なお祭りやイベントが盛んにおこなわれています。ハワイに今まで来られた方の中には、たまたま滞在中に祭りやイベントを見れてラッキーだった、という方も多いのではないでしょうか?
単なる旅行に、プラスαで偶然見れた祭り、イベントというものは嬉しい側面がありますね。しかし場合により、それはかなり不安にさせたりトラブルを起こすこともあります。
特に大きなイベントや祭りの際に注意したいのが、通行止めですね。これはとても辛いものがあります。自分がその滞在予定の間にある祭りやイベントなど知らずに来たせいで、ホテルになかなかチェックインできなかったり、また帰りの日に通行止めを食らい飛行機の出発に間に合わなかったり。
ラスベガスに昔行った際の話ですが、最終日に市街地を走るレースが開催されました。そんなことまで調べてこなかった私達は、宿泊中の目の前の道がレースのコースになり、しかも終日通行止めなど聞かされ、大変な目に遭いました。レースが行われない離れた道まで重い荷物を引きづり、電話で何とかタクシーを呼び、飛行機の出発時間がすぐそこまで迫っている中、大きく迂回しながらトロトロ走るタクシーの中で、冷や汗をかきながら焦りと不安を経験したものでした。
旅行先、その滞在中に何かイベントなどあるだろうか?と旅行計画時から事前にチェックされる人は素晴らしいですね。何も知らずに滞在中、偶然的に楽しいイベントに出くわすのも楽しいかもしれませんが、私のように丁度帰りの日、広範囲の通行止めという大変な目に遭い、「何でよりによって最終日にレース開催なんだよ。。」と愚痴を言っても後の祭りですね。
ハワイの場合、その祭り・イベントの数もさることながら、ホノルルマラソンのスタートが朝5時半頃というように、開始時間がたいてい早朝からなのが特徴です。つまり到着日や帰国日にそうしたイベントと重なれば、通行止めによるホテルのチェックインの遅れや空港到着までの大幅な時間遅着など、予定が簡単に狂うものです。
ハワイ旅行の日程をこれからお考えの方は、ハワイのお祭り・イベント日程も考慮に入れながら計画されると、さらに楽しい旅行ができるはずです。
ハワイ旅行計画時の注意点
「恥ずかしい」と感じない生活
最近、どれくらい「恥ずかしい」と感じたり、そう口に出したことはありますか?
私が日本を離れハワイに来て以来、「恥ずかしい」と思うことが極端に減った気がしてなりません。それはハワイに移住して最も大きく感じた精神的変化の1つと言えます。日本にいる頃は、周りの目を過剰というほど意識し、和を貴うと言いますか、まるで「出る杭」にならないように振舞うことが暗黙の美徳と言えるところがあったように思います。
日本のニュースを見ていますと、カリスマ社長や一躍有名人になった人などが度々もてはやされますが、スポーツ新聞や雑誌の影響力、そして人々が持つ、見えない出る杭を潰すような風潮により、そうした人々は逮捕されたり、捨てられるようにメディアからいなくなったり。逮捕される理由があるのはもちろんいけないことですが、日本にあるそうした「出る杭は打たれる」ような風潮がいまだ強い気がしました。ですから、日常生活においても、むやみに出しゃばって変な目で見られるよりは、何も話さないでおこう、知り合いにならないでおこう、とでも言うように、近所の人々とあいさつをしにくくなり、知らない人と打ち解けるのにかなり時間がかかるのかもしれません。
アメリカ人の私の妻の父親が以前言っていましたが、日本ではカラオケが個室であることにとてもびっくりしていました。そんな風に歌っていったい何が楽しいのか、というわけです。アメリカでは、確かにカラオケボックスというような個室がいくつもある場所はほとんどありません。歌うのはアメリカ人も好きですが、カラオケはみんなで歌うものと考えています。カラオケバー(パブ)にふらっと出かけ、そこにいる知らない人の前で歌う。そして知らない人から拍手をもらい、ノリで話しかけてみんなで楽しむ、というのがアメリカの一般のカラオケスタイルです。
日本ではそれはきっとはやりませんね。なぜ知らない人の前で歌わねばならないのか、そんなの「恥ずかしい」じゃないか、と思われるでしょうね。しかしこれはやってみるととても楽しいものです。見ず知らずの人が結構上手に歌い、半ば感動させられる時もあれば、私ももっとうまくなりたいと思ってよけいやる気になって歌ったり、知らない名曲を知ることができたり、そして知らない人と歌を歌うことで即座に仲良くなれる、そうしたオープンな場所ですと、そうそう恥ずかしいと思うことはありません。
もちろん、ズボンのチャックを全開にして通りを歩いてしまっていたら恥ずかしいですが、笑って過ごせるようなノリはアメリカではあるような気がします。
他人は他人ですが、過剰にぎすぎすせず、エレベーターやバスの中、バーなどでも気軽に話しかけやすい雰囲気でいますと、精神衛生上かなり楽です。日本を離れると、恥ずかしいと思う瞬間、また恥ずかしいと思わせる対象が劇的に減って肩の凝らない生活ができるような気がします。